鹿角の話
~千歳盛のある地域~
千歳盛の所在する秋田県鹿角市は青森県・岩手県・秋田県三県の県境に位置しています。北部には十和田湖、南部は八幡平や焼山がある山岳地帯となっています。
古墳が多く遺され、大湯環状列石は全国でも著名な縄文遺跡の1つです。
千歳盛は鹿角の良質な水と米、
そして寒冷な気候により
生まれます。
広大で厚い黒土、
そして昼と夜の寒暖差が大きく、
一年を通じて冷涼な気候が
米の栽培適地といわれています。
山々に囲まれ、
厳冬に降り積もる雪が
豊富な天然水を生み出します。
鹿角は秋田県内でも寒冷な地域。
県内の蔵元がある土地で
一番寒い場所です。
鹿角の文化
ユネスコ無形文化遺産
国指定重要無形民俗文化財
花輪ばやし
土地の守り神として古くから地域の信仰を集める、幸(さきわい)稲荷神社の祭礼で奉納される祭礼ばやしです。その歴史は古く江戸時代中期1765年(明和2年)の尾去沢銅山の記録にも記載されております。「毎年夏、8月19~20日には10町内から奏でられる花輪ばやしが夜通し町中に響き渡ります。
奥州藤原氏の黄金文化へ貢献
史跡尾去沢鉱山
千三百年の歴史を誇る尾去沢鉱山。古くは中尊寺金色堂の建設に産金が使われたといわれます。鹿角は鉱山への物資を配給する商業地として栄えました。
発祥の地
きりたんぽ鍋
鹿角は秋田名物きりたんぽ発祥の地。江戸時代が起源の日本を代表する郷土料理です。古くから良い米が収穫できる地域であることを物語っております。きりたんぽが最も美味しいのは新米が収穫される秋から雪に覆われる冬にかけてです。美味しい時期には各家庭でも頻繁に食卓へきりたんぽ鍋があがります。
天然記念物
秋田犬
世界中で人気を博している秋田犬。古くはマタギ犬として飼育されていた地犬を基にして作られた犬。鹿角の隣、大館が発祥の地で秋田犬保存会も所在します。2018年には当保存会よりアリーナ・ザキトワさんにプレゼントされた名犬です。
チトセザカリ
これまで当蔵のお酒を飲まれたことがある方にも、初めて飲まれる方にも新しい発見がある日本酒にしたいという思いで仕込んだ当蔵の新しいシリーズです。酒造好適米と使用酵母の組み合わせをお楽しみいただけます。
千歳盛
明治5年の創業以来、地元鹿角を中心に長い間親しまれてきた定番のシリーズです。創業者の田村茂助により不老長寿の願いを込め「千歳」と命名され、大正11年に世の繁栄と更なる長寿を願い「千歳盛」となった歴史ある酒銘です。是非食事と一緒にお楽しみください。
KKB
第35回全国きき酒選手権大会で個人の部優勝を経て、「日本酒を飲む側」から「日本酒を提供する側」、そして「日本酒を造る側」に移った当蔵の工藤功一が、自らの味覚・嗅覚そして感性を研ぎすまし千歳盛の原酒をブレンドし、その年度ごとにテーマを決めた“究極のブレンド酒”をプロデュースいたします。